2019年7月30日火曜日

落ちこぼれの高校生が突然成績優秀者に変身する裏技


高校生の読者の人が本当にいるのかどうか分からないのだが、まあ社会人で改めて勉強したいという人を対象にしてもいい。とにかく、自分の成績を何とかしたいと思っていても何をどうしていいか分からないお友達、また現役高校生で授業についていけないという諸君に、裏技勉強法を伝授するのが本稿の主旨である。つまりは落ちこぼれのための勉強法講座なんだけど、ここでは普通レベルの公立高校で、クラスで成績中位を上下している人を受験の世界における落ちこぼれと見なしているので、そういう人はどうか気を悪くしないでいただきたい。



単純に言うと、普通の公立高校で(私立でも別にいいんだが)上位に入れば、地方国立大とか中堅上位の私立に受かるくらいのレベルになれるので、さっさとそれくらいになってしまえばいいのである。そうすれば成績のことで劣等感を持つことはなくなるし、親や教師からガタガタと説教されることもなくなり、女子からもちやほやされるだろう(これは保証できないが)。そのための一番手っ取り早い方法というか、無駄を省いた最短距離の方法を取ることが大事になってくる。勉強が苦手な子というのは、やるべきことをやらないで余計なことだけ必死でやっている場合が多いのである。



高校ではいろいろな科目があって忙しいわけだが、何でもかんでもやることはない。必要な科目だけポイントを押さえて勉強することで、十分に成績上位者になれる。キーになるのは当然、英語ということになりますね。英語が苦手なのは受験にあたっては論外なので、何をおいてもこの弱点を埋める必要がある。といっても、落ちこぼれ状態からいきなり単語帳をやり出したり、有名な参考書を開いたりしても、何を書いてあるか分からないのが実際のところだろう。はっきり言って、普通レベルの高校でクラス中位くらいのお友達がレベルの高い参考書を読んでも、急に身につくものではないからやめた方がいい。



センター試験の過去問題を見れば分かるように、英語の試験問題は大半が長文読解問題である。レベル的には高1から、せいぜい高2までの難しさでしかない。これはどういうことかと言えば、一年から二年のリーダー(コミュニケーション英語)の教科書を普通に読める学力があれば、センター試験では高得点が取れるということ。


したがって、基本的にはリーダーの予習・復習にあたる勉強法(つまらずに読めるまで音読、辞書を引きながら自力で本文を訳す)を毎日やることを提唱しているのだ。大きいお友達はもとより、高校生諸君もこれで苦手なリーダー(リーディングでもコミュニケーション英語でも、呼び方は何でもいいが)を克服できる上に、センター試験対策もできて一石二鳥である。とはいっても、それがなかなか難しいのが落ちこぼれ状態であって、予習復習をやるだけの学力がないという場合が多かったりするのだな。その場合は、中学英文法をひととおり復習したのち、「英語の構文150」と「システム英単語Basic」を適当に暗記すれば、一応の格好はつくだろう。


話は変わるけれど、高校生の読者諸君としては受験以前に、中間試験・期末試験の勉強に追われることになるわけだが、ここで定期試験における英語の得点の仕方をまとめておこう。


リーダーに関しては、大半が「この文章を日本語に訳しなさい」という出題なので、普通に予習復習をしていれば問題なく回答できる。それができないという人は、邪道ではあるが、教科書ガイドを見るか友達にノートを写させてもらうかして、日本語訳を丸暗記しておきましょう。これだけでおそらく60点くらいは稼げるだろう。それから、教科書の下に出ている新出の単語問題が20点くらいあるので、これも普通に覚えておけば問題なし。残りは章の最後に載っている重要構文とか簡単な問題文が、そのまま出題されるはずである。


これらのポイントを押さえておけば、80点以上取れない方がどうかしているのだが、どういうわけかこれが取れないんだよね(笑)。やるべきことをやらないで、機械的に教科書の字面だけ追って勉強した気分になっているのが一番よくないのだ。



英語の中で最も対策が難しいのがリーダーであり、それに比べたら英文法と英作文(英語表現)は簡単そのものである。しかし実際には、英語表現の方が高校生諸君の悩みの種になっている場合が多いので、逆にびっくりしてしまう。これらの科目が苦手だという人は、おそらく教科書の説明文を読んで理解しようとして、結果的に何が書いてあるのか分からずに投げてしまうのではないだろうか。予習とか授業の段階では、理解するために頭をひねるのはいいのだけど、試験に臨んでもまだ分かる分からないで悩んでいるから点数が伸びないのである。


英作文と英文法に関しては、教科書に出ている出題範囲の例文(せいぜい20個か25個くらいだろう)を、単純に丸暗記すること。ただそれだけで満点近く取れるのだ。というのも、先生の側からすれば、教科書をそのまま出題する以外に問題の作りようがないからである。僕は高校生の頃から、みんななんでこんな簡単なことをやらないのか不思議で仕方がなかったのだけど、要するに点の取り方を知らないということなんだろうな。ともあれ、英語で高得点を取るのは、落ちこぼれから成績上位者に変身するための第一歩である。勉強の仕方で悩んでいる人は、とにかくこれだけは実践してほしい。



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